別居(離婚)したけど、その後の生活があまりにしんどくて、戻りたくなったときは。

別居(離婚)が不安でない人はきっといません。そんな時。。。

悩んで悩んで考え抜いて、必死になって元夫と離れ、新しい道に進もうと頑張っているけれど辛いことばかりで前の状態に戻ろうか・・・と考えてしまう、そんなことありませんか?

 

離婚後の生活は、子どもがいればシングルマザーとしての生活がしんどすぎて、これだったら前の方が良かったかも(まだマシだったかも)とか

子どもがいなくて単身になった方は、ひとりで暮らす精神的な心細さや経済的な不安などから、とても気持ちが沈み何もする気がなくなる、、、ということがよく起こります。

また、(夫が)いなくなって初めてその大切さに気付くという方も、私が知っている限り稀にいらっしゃいますが、

どんなケースであっても、実際にその状態になってみないとどのような気持ちになるかは分からないので、

なったところから、
そう感じたところから
またどうすればいいのかを決めていくしかありません。

 

とはいえ、決断前には私も本当に悩みに悩みました。

イランからの帰国を決意させた ひと言

当時イランにいたため、政府レベルでの情報制限や、自分のネット検索のウデのなさもあって、日本の情報は手に入りにくく、何が正解か?どうすればいいのか?わからず、日本の知り合いの中国易学の先生にメールで尋ねてみたのです。

「先生、もうこの現状に耐えられず心身を壊してしまいそうです。でも、もし今が離婚など決断するのに運勢的に悪い時期であれば、年が変わるまでもう少し耐えようと思いますが、今離婚するのはどうでしょうか?」と。

 

必死だったんですよね(苦笑)

 

この時、先生から返ってきた言葉は、以下の言葉でした。

「よいことも、悪いことも、引き受ける勇気を持ってください。身体を壊してしまっては何にもなりません。」

 

短い文面ですが、あまりにも核心を突いたその言葉に、ハッと目が覚まされた気がしました。

 

そうして、離婚してもなるべく苦労を背負いたくない、と思っていること、それはある意味甘えの気持ちなんだと思うに至り、こんなギリギリの待ったなしの状況(精神的に)なのに、そんな甘い考えでいたら離婚なんてできないんだ(しかもイランから子どもを連れて帰国しなければならないのですから)と、この先どんな苦難があっても、今のままよりいい、希望に向かってできる努力なら、その努力は全力でしていきます!!と気持ちを切り替えることができたのです。

日本での生活が始まって

さて、そんなこんなで私の場合は、イランから戻り別居生活が始まったのです。(ちなみに、イランから戻るときにもトラブルがあって帰国が危ぶまれましたが、その話はまたの機会に。)

何とか帰国を果たし、まだ小さい子どもたちとの母子3人で始めた生活は、まさに離婚後生活のシュミレーションでした。不安もあったし、心細くもあったけれど、別居後まもなく離婚の決意を固め働き始め、今に至っています。

 

その中で過去を振り返ってみて、その時置かれていた状況がどういう状態だったのか?をこんな風に説明してみたいと思います。

 

わたし自身はこんな風に考えてみました。

この状態を今、目の前に大きな川があって、その川の向こう岸に渡るために川の中に一歩足を踏み入れた、そんな状態だと考えてみましょう。

向こう岸は、とても明るく穏やかな風に見えるけれど、そこに行くためにはこの川を渡らないといけない…

そして一歩踏み出し川の中に入っていきました。ところが川の流れは結構激しくて、めちゃくちゃ踏ん張っていないと溺れそうになります。
おまけに背伸びして爪先でようやく立っていられるような深さで、息をするのもやっとです。

 

あまりの大変さに、逆戻りしたくなる。元の岸に。

でも、そこはやっぱり元の岸。いる人も、あるものも、環境も、状況も何一つとっても変化なく、今までと同じ辛く苦しい、何より絶望の日々が続くだろう。

 

一方で、向こう岸はどんなところ?

きっといい所に違いない。わからないけど、そうだと信じたい。
きっと温かいステキな場所になる。
でも、そこへたどり着くためには、この荒々しい川を渡り切らなければならない、

そんな状況に例えることができます。

実際、向こう岸がどんな場所か、それは分かりません。
でも、間違いなく言えるのは、希望があるよ、ということ。

そこへたどり着く過程には、辛いこともあるかもしれないし、
苦しいこともあるかもしれないし、
めちゃくちゃしんどいこともあるかもしれません。
けれど、希望のために頑張れるということ。

これは間違いありません。

 

結局、どちらに行っても頑張らなければならないのなら

 

絶望に耐えるために頑張るのか?

しあわせに向かって頑張るのか?

 

どちらを選ぶかは、自分次第なんです。

 

川の例えだと、そりゃあ頑張って渡った方がいいでしょ?と思うと思います。

でも、実際、離婚や別居という苦境に立つと、しばしば後戻りの道を選びたい心境に、多くの人がなります。そうして重苦しい日々を過ごし、気が付くと心身が痛んでしまうこともあります。

だから、そんな時は、この川のように考えてほしいのです。

今、川に一歩足を踏み入れて、
その川の流れにおののいて、
踏み入れるのを躊躇している、
進むことを迷っている、、、、

でもこれは川だ!
ずっとこのままなわけじゃなくて、渡りきれば世界は変わる!

また、

川を渡りきってしまう勇気も自信も何もない、と感じるときは、渡り方や渡る心構えや方位磁石などを手にして、足腰の筋力を鍛えて渡って行けばいい、慎重に。そして、時に、すでに先まで行っている人や渡り切っている人に、コツを聞きながら渡ることもできるのです。

 

別居(離婚)したけど、その後の生活があまりにしんどくて、戻りたくなってときは。。。

今が一番大変なんです。

なんでも最初の軌道に乗せるまでが大変。

 

走りだせば、先の景色が見えてきます。

だから心配や不安にフォーカスしないで。(電車も事故や故障を心配していたら運行できないでしょう?)

完璧を求めすぎないで(わたしのように(;^ω^))

 

まっすぐに、遠くに希望を見て、近くの喜びに感謝し歩いていきましょう。

 

きっと大丈夫。

あなたにはその力があります。

 

津守 梨々子

津守 梨々子

離婚後しあわせに生き抜きたい女性の心とキャリアの専門家

行政のひとり親就労自立支援に長く従事し、約4000人の相談をお受けする中、シングルマザーや離婚に悩む女性が幸せに生きていくためには、レジリエンスや社会で生き抜くパーソナルスキルを高めることが重要だと痛感する。

自身も、学びを活かし人生が好転していった経験を持ち、そのスキルと経験を相談の場に活かしたところ、多くの方から、人生が変わったと喜びの声をいただく。のち、オリジナルメソッド化。女性の負けない人生を応援活動中。

プライベートでは、子どもの死や離婚、シングルマザーライフ、セクハラ、パワハラ、職場の人間関係の難しさなど経験し、自らがレジリエンス実践者。

NLPトレーナー/心理カウンセラー/2級キャリアコンサルティング技能士/産業カウンセラー

国際ソロプチミスト「夢を生きる」教育・訓練賞を受賞。困難な女性が人生をしあわせに変えるサポートに取り組み中。

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