働くときに多くの人が考えること。
今まで4,200人ほどの人の就職に関する相談をお受けしてきたけれど、確信に近い考えがあります。
それは、「働く」時の考え方の前提がそもそも間違ってない?ということ。
就職ではなく、「就社」になっている人が本当に多いな、って感じるんです。
例えば、働くときにあなたが大切にしたいことは?と尋ねると、「安定」「ホワイト企業」「残業が少ない」「休みが多い」「近い」「出社が少ない(在宅)」→これは最近本当に増えてきました。
など、福利厚生がちゃんとしているなど、自分にとって都合がいいことばかりになっている人は本当に多いです。
仕事って、そもそもなんだ?
確かに、そういうことも条件の一つとして大事だけれども、本当に大切な考え方が欠けています。
それは、仕事とは、「与えてもらう」前に「自分が自分の力を与えられることや場所である」という考え方が大事。
ただ、与えてもらえるものはないです。与えてもらうものは、自分が先に与えた成果なのです。または、自分が与えられると確信して約束をした成果、という考え方が適切なのではないかと思うんです。
就社が悪いわけではないけれど。。。
「就社」が悪いわけではないけれど、その会社に入ることが目的になっていると、とても高い確率で働くことを見失ってしまう人も本当に多いです。
その理由は、会社とか組織とは、あなたが望む完璧さを備えていることは本当にまれで、入社してみたら何かしらのひずみやほころびはあったり、また、入った当初は何もなくても数年そこで働くうちに職場環境が変化していくこともあるからです。
けれど、「職に就く」ことを真剣に考えるということは「自分はこのように働きたい」という内面的な動機を探求することになり、それは一生モノのあなたの「目的」になります。迷った時に目印になる北極星のような存在です。
始めて社会人となる人には、なかなかまだ判断基準が無く掴みにくいことかもしれませんが、人生を再構築したい再就職や転職を考える年齢層の方にとっては、必ずその基準はご自身の中に宿っているものです。
心配しないでくださいね。
これから再就職・転職を目指す方へ
再就職も転職も含めて、これから就職しようという人は、この、「自分が会社に、社会に与えられるものは何か?」
これらの視点を絶対に落とさないで欲しいなと心から思っています。
そうすれば、必ずあなたに合うお仕事が見つかるはず。私はそう信じています。
人が何に満足感を感じるかは人それぞれですが、外側に与えられた環境から得られる満足感をはるかに上回るものが、内面から湧き出る充足感にはある。そして、そういうものを掴んだ人ほど、再就職も転職もスムーズに決まっていく、そういう方にたくさん出会ってきました
だから私は、そう信じています。
そして、人生に喜びがないと、人は生きていても幸せを感じることが難しいです。
人は生きている限り、幸せになりたい生き物。(不幸になりたくて生きている人はいないですよね。)
やってみると分かるのですが、人は与えてもらったことよりも、与えてあげられたことの方が断然喜びを感じる、という人の方が圧倒的に多いし、わたし自身もそれを実感してきました。
だから就職も、与えてもらうことより先に、自分が何を与えられるかを先に考える!をしてみたらいかがでしょうか?
会社に。社会に。
そうしていくと、あなたの生きる道が定まり、
生きる道が定まると、生きる意味が分かり
生きる意味が分かると、生きる力が湧き
生きる力が湧くと、幸せのための行動がとれ
幸せのための行動がとれると、幸せな状態が得られる。
そんな好循環が生み出されます。
生み出すのは創造力。
創造力を保つために必要なのは、想像力。
是非、あなたの幸せな未来のために、あなたができることを想像してみてください。
そこからすべては始まります。

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