【シングルマザーの生活】職場で地味に辛かったこと

職場の飲みニケーションの消滅!?

夕方のニュースで、ひとり飲みが日常化しているという話題が耳に入ってきました。

インタビューを受けていた女性は、コロナ以降、ちょっと飲んで帰ろう、という誘いがしにくくなった、特に部下に対しては全くNGになった、と答えていました。

 

そのテレビ番組を見ていた大学生の娘が、こんなことを言いました。

娘:「どうして、部下だと誘いにくいの?」

わたし:「上司から誘われると、本当は行きたくなくても断りにくいからね~。だから、上司からのハラスメント、ってとる人もいるから、今は、上司とか、立場的に権威性のある人から誘うのは、NGな空気があるんだね。」

娘:「あ~、わたしも上司とは行きたくないわ」

わたし:「昔は、上司が仕事帰りにみんなを誘って飲んで帰るって普通だったんだよね。今の若者の意識は変わってきてるよね~。」

娘:「そもそも、なんでそんなことする必要があるの?会社の人と飲みに行くって、仕事と関係ないじゃん」

私:「うーん、一緒に飲むとかご飯食べるっていう場所で、気さくにいろんなことを話すことで、仕事も円滑にいくっていうか、、、飲みニケーションって言葉もあったぐらいだからね。確かに、それでプライベートなこともお互いにちょっと共有できると、職場の雰囲気も和んだりして、いいもんではあったよね。」

娘「フーン」

 

娘の返しを聴いていると、今の若者の考え方や意識は、本当に昭和と違うんだなあとつくづく思いました。彼らには、それが今どきなんだという意識さえなく、そんなこと、考えもしないことが自然なことなんだなあ、と。

日本人が脈々と紡ぎあげてきた組織コミュニケーションの在り方が、根底から覆される時代だな、とひしひしと感じながら、ここで、私はあることを思い出しました。

 

そういえば、

若いころは、上司に誘ってもらえる飲み会というのは、楽しみであり、社員旅行にワクワク♪なんて時代を過ごしましたが、シングルマザーになってからの、会社での飲み会は、チクッとする思い出です。

 

ここから本題~

(前置き長っ!)

シングルマザー生活、職場での胸チク体験

さてさて、私はシングルマザーになって14年ほど会社員として働きました。

その間、2回転職し3つの会社を経験しているのですが、その中で地味にシングルマザーでつらいな~と思ったことは、、、

 

「飲み会の話が出ると、素直に喜べない」

ということでした。

それは、飲み会、と聞くと、お金がかかるな~といつも瞬発的に思ってしまうこと、

こうやって、お金の心配がまず頭に浮かんで、素直に楽しむとか喜ぶことができないということ、

これが、結構辛かったです。
(いや、これ、そんなこと?と思うかもしれませんが、本人にとって結構きついことだったんですよ💦)

 

当時の職場は、シングルマザー支援の職場だったとはいえ、小さな子どもを育てているシングルマザーは私一人でした。同僚は、ご主人がいる人、独身の人ばかり。暑気払いと忘年会で、割と有名でちょっと高価なお店や、世間で話題のお店のチョイスで盛り上がっていると、内心、会費の金額ばかりが気になってしまう、なんてことが毎年このシーズンになると頭が痛い💦。

一度、こんなこともありました。
同僚の子ども同士が偶然同じ場所でアルバイトをしていた関係で、そのバイト先を忘年会会場にしようという遊び心から出た話が本格的になり、『懐石料理、個室、会費大サービスで5,000円!』に決まりました。

わたしは正直、高い!と思ってしまいまいた。
(みんなは、懐石料理なのに、安い~と言っていて、めちゃ喜びだったですが。。。)

自分にしてみたら、3,500円、飲み放題~、とかサラリーマンの方向けのお手軽なお店もあるんじゃないの?そういうところで精いっぱいだよ~(;^ω^)なんて、思ったけれど、みんなが、ワイワイ楽しそうにお店を決めて盛り上がっているところに、

「私はシングルマザーで家計も厳しいから、もう少し安い所にしてください」って、どうしても言えなかったんですよね。みんなの楽しみに水を差してしまうから。

 

でも、心の声はこんな風に言ってました。

私の心の声

「みんな、シングルマザーが自分の飲み会に5,000円出すってどのぐらい大変か、想像もつかないんだろうな。。。

旦那さんが稼いで、子どもたちを奨学金も借りずに私立に行かせてあげられるような家庭環境の人には、やっぱり、ひとり親の気持ちなんてわからないんだろうなあ。。。

問題なのは、懐石料理が5,000円で食べられるからお得!ナイスなお店選び!!、とかじゃなくって、その5,000円の金額設定が、辛いんです!フツーに居酒屋さんでいいからお安くしてほしいんだよ~」

めちゃ、毒づいてますね💦わたし💦

今、こうして書いていると、このころのワタシ、かなり卑屈(;^ω^)って思います。

でも、これが現実でした。

 

行きたくないわけじゃないんです。

行きたいけれど、みんなで楽しみたいけれど、その金額がつらい、、、って

いつも、飲み会の話のたびに、自分の中だけで「蚊帳の外」感?

状況の違いを感じて、ちょっと胸チクでした。

 

そんなで、、、やむなく不参加にしたことも何度かありました。

子どもたちが中学生、小学生高学年になり、塾代がとてもかかる(冬期講習に二人行かせたら、10万円を平気で超えるような金額)時期だったと思います。

 

でも本当に、辛いなって胸チクになったのは、

同僚が高い金額のお店に決めたことでも、参加できなかったことでもなかったのです。

 

自分に対して無力さを感じて。。。

本当に辛かったのは、

忘年会とか暑気払いという、一緒にやってきた仲間みんなでお互いをねぎらおうね、という会に出るのにも、「お金が厳しい」という理由で、参加しないでおこうかな、と考えてしまう”自分”に対してだったんです。

本当に、「自分には、このお金を出すことすらできない、、、」と思ってしまうこと自体が自分に無力感を感じさせ、やるせない、切ない気持ちになっていました。

この経験、今となっては過去の出来事で、
今はもう少し違う受け止め方で、チクチクした記憶ではないですが、それは、この気持ちを放置しておいて自然にチクッとしなくなったわけではありません。

経験を力に変える、ある方法を使って今に活かしてきています。

シングルマザーが希望と喜びと自信をもって生きることはできる

シングルマザーの生活には、山を越えたらまた一山、また一山と何度か山がやってきます。

その中で、いかに自分の心を整えて、生き抜く力を備えて進むかって、やっぱりとっても大事だと、わたし自身は思っています。

 

でも大丈夫。

自分の心を整えて。

生き抜く力を備えて。

 

それは、可能なんです。

それを可能にする講座をこちらではご提供しています。

あなたの小さな胸チクが、大きな傷にならないことを心から願って。
是非、一生にわたって使えるスキル、生き抜く力を高めるスキルを

手に入れてみませんか?

津守 梨々子

津守 梨々子

離婚後しあわせに生き抜きたい女性の心とキャリアの専門家

行政のひとり親就労自立支援に長く従事し、約4000人の相談をお受けする中、シングルマザーや離婚に悩む女性が幸せに生きていくためには、レジリエンスや社会で生き抜くパーソナルスキルを高めることが重要だと痛感する。

自身も、学びを活かし人生が好転していった経験を持ち、そのスキルと経験を相談の場に活かしたところ、多くの方から、人生が変わったと喜びの声をいただく。のち、オリジナルメソッド化。女性の負けない人生を応援活動中。

プライベートでは、子どもの死や離婚、シングルマザーライフ、セクハラ、パワハラ、職場の人間関係の難しさなど経験し、自らがレジリエンス実践者。

NLPトレーナー/心理カウンセラー/2級キャリアコンサルティング技能士/産業カウンセラー

国際ソロプチミスト「夢を生きる」教育・訓練賞を受賞。困難な女性が人生をしあわせに変えるサポートに取り組み中。

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